先週末は連日遠方にてカウンセリングでした。

結婚問題のご相談が続きましたので

いくつかのケースをご紹介いたします。

【大局的に物事を観る】

結婚にまつわる問題は

多くの幻想と現実のギャップから生まれます。

そもそもなぜ人は結婚をするのでしょう。

結婚はゴールではなく、スタート。

夫婦という関係は

違う価値観同士が新たな世界（家庭）を作る

共同の創造者＝パートナーです。

平和な世界には、受容が大切。

受容は調和を、調和が秩序を

秩序は公平な環境を生み

そして平和な世界が生まれる。

公平で公正な環境を形で表すと－。横線。

フラットな状態。

でも、縦線｜になると右と左の境界が生まれ

双方の思いが縦線にぶつかり跳ね返りが起きる。

受容のない世界に調和は生まれず

不平不満からの争い、又は

我慢からの澱みが起きるでしょう。

今回のご相談者様、奥様は数秘9。

ご主人様は数秘2。

50代でのご結婚で最近ご夫婦になられたばかり。

結婚して価値観の違いがストレスに

なられているそうです。

9の人は理想が高いのですが、時に理想が多すぎて

大切な部分の着地ができない時も…。

2の人は受容と調和を求めます。

奥様の価値観や理想をご主人に伝えると

ご主人はたいてい聞いてくれるそうです。

2の人は調和のために

自分より相手をたてる傾向があるので納得です。

では、なにが問題なのだろう…。

通常夫婦の悩みは

言っても聞いてもらえないという

二人の関係が縦線｜になっていることが殆ど。

にっちもさっちもいかず出口がないことが

大きなストレスとなります。

でもこちらのご夫婦はご主人が聞いてくれるので

そこだけでもありがたいのですが

奥様はストレスを感じています。

原因は、「自分と価値観が違う」という

表面的な部分がお悩みだからです。

たとえ交際期間が長くても一緒に生活を始めると

新たに見えることはたくさんあるはずです。

トイレのスリッパの脱ぎ方、

ご飯を食べた後のお茶碗のさげ方、

服の脱ぎ方、どんな時に機嫌が悪くなるか…

などなど、ほんとにたくさん。

お金の管理や親戚などは

同棲ではなく結婚するから見える世界。

溢れてくる色々な不調和を

調和にしていくことが、結婚です。

一つ一つ新たな気づきを受け止め、

時には訴え、

訴えられた方は相手を理解し

修正していく。

この積み重ねが、

二人の関係を強固にし

絆、安定した関係、

家族が形づいていくでしょう。

結婚を幸せのスタートと思ったり

安心や安全を求めると

イメージと現実とのギャップに

不満や悩みが生じてしまうことも。

ですので、今回のケースは

ご自分との向き合い方…が解決と感じました。

理想が高くて

理想通りになっていないことが

ネックになっているだけ。

であれば、自分のクセを知ることから。まずは、

①自分以外の人は自分と違う人間なのだと受け止め

理想のハードルを下げていくこと。

そして、どうしても譲れない理想については

②ご主人に訴えてみる。

今回のご主人は、数秘2の方なので、

だいたいのリクエストは聞いてくださるはずです。

（「確かにそうだと思う」、と奥様談）

そして、年齢を重ねた同士の結婚は

若い年齢のそれとは違うもの。

若い時は、人として成長の段階、

学びの同志。

共に成長していく関係です。

そして、ワクワクも一緒に楽しめる、

同じ色に染まれる関係。

でも、歳を重ねると

それぞれ積み重ねた自分軸があるので

趣味や好みが別々なこともあるでしょう。

自分のカラーが完成しつつあるので

譲れないことも多いはず。

でも、長く人生を生きると

受け止め力が大きくなるので

相手を尊重する関係性にはなれるはずです。

若い時以上に

相手と自分の違いを

受容する必要があるでしょう。

結婚はする年代によって

関係性が変わるのだという現実。

全ての現実を理解すると

目の前の霧は晴れていき

大きかった小さな悩みに

希望の未来が見えてくるはずです。

最後にカードをシャッフルしたら

「Look at the bigger picture」

～広い視野を持ちましょう～のカード。

ご相談ケース